もうひとつ。
もう一つ。ハワイ語で、「mākou」という言い方があるのですが、「わたし達」という意味です。一人で居ても、「わたし達」と使う場面があるそうなのですが、それは、「私と、私の祖先」ということだからだそうです。
ショナ語にも同じ使い方がありますよね。「おはよう」、とか、「こんにちは」の会話の時がそれ。ショナ語は英語同様、二人称単数も複数も同じ「ma」なので、質問だけ聞くと、単数で聞いているようにも思えますが、実は、複数で聞いています。ですから、答えは、たとえ一人でいても、複数形で答えます。
Ma nguwanani? Ma rara sei? Ta rara kana ma rara wo.(直訳すると、「おはようございます。よく眠れましたか?」 「はい。あなたがよく眠れたなら私もよく眠れましたよ。」)
私の存在が、私自身だけではなく、脈々と続いている祖先たちと繋がっているということを実感させられるこの会話。「世界」共通なんだな、と、ジンバブウェの反対側のハワイで、気づきました。
ちなみに、朝早く会うと、「rara」(眠る)を使ってあいさつされることが多いですが、8時とか9時ごろに会う人には、「muka」(起きる)を使って返事をされることが多いです。とっくに起きて仕事してるよ、という感じでしょうか?(お)
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