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2008年9月

2008年9月27日 (土)

合意からいよいよ組閣へ

久しぶりの投稿です。

原稿〆切が迫ってくると、とたんに更新が遅れてしまってごめんなさい。

すでに新聞で報道されているので、ご存知とは思いますが、ジンバブウェの政治混乱、ようやく一歩前進です。

9月15日に調印された合意のポイントは、

(1)過去の強制的な土地収用と再配分(2000年以降の土地収用を指す)を取り消さない。ただし、複数の農場保持をなくすために、土地監査を行うこととする、

(2)経済の建て直しを第一の課題とし、国際社会による制裁措置の解除を呼びかける、

(3)今後18ヶ月以内に国民投票を行い、新憲法を設定する。そのための枠組みを作る、

(4)海外での放送局などの運営に携わるジンバブウェ人への帰国を呼びかけ、国内で独立系ラジオ局を設立するよう促す、

(5)公共メディアがすべての党に対してバランスのとれたフェアな報道を確実に行うように、必要な手順を行うことを誓う、

ということが盛り込まれていました。イギリスは、土地問題に対して2000年のあの土地強制収用以前の状態に戻すことが今後の支援の条件だったのですが、肩入れをしていたチャンギライ氏やMDCまでもが、こうした結論を出してきて、どう反応するのでしょうか。

 ムガベ氏が大統領、野党第一党のMDC党首チャンギライ氏が首相となり、副大統領2名を与党ZANU-PFから、副首相2名をMDCの両派から1名ずつ選出。内閣の15大臣は与党、13大臣をMDCチャンギライ派から、3大臣をMDCムタンバラ派からそれぞれ選出することになったのですが、大臣の数、多すぎるとの批判も。(いや、そりゃ批判のほうが普通の感覚だと思いますが・・・)

 組閣結果ですが、大統領が組閣発表前に、国連総会に言ってしまったのでまだ発表されていません。週明けになるでしょうか。

 来週は、もう少し頻繁に更新したいと思います。よろしく。(お)

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2008年9月14日 (日)

ようやく合意に。

 水曜日に更新すると書いておいて、今日になってしまいました。しかも、その間、動きがでて、前に書こうと思ったことを書き直さないといけなくなってしまったので、ここでは速報だけ書きます。

 3月の総選挙以来、ずっと空白になっていたジンバブウェ政治ですが、与野党の党首がついに合意に至ったようです。12日の金曜日の毎日新聞夕刊に掲載されていました。それほど大きな記事ではないですが、簡潔に動きが分かるので、ぜひご覧下さい。

 詳細は、15日の月曜日のセレモニーの後、公表されるということです。

 これまでの交渉では、仲介しているムベキ氏の提案も含め、チャンギライ氏に首相の座を与えるものの、大統領の権限は何一つ変わらず、首相には何の権限もなく、ただのお飾り的な意味合いが強かったため、チャンギライ氏がこれを拒否。チャンギライ氏は、ムガベ氏は、軍を含む国家安全の権限を持ち、自分は経済に関しての権限を持つことを主張していましたが、それが受け入れられたのでしょうか。

 私ごとですが、14・15日は、地元のお祭りがあって、終日手伝いに行きます。そんなんで、次の更新は火曜日か水曜日になりそうです。15日の発表を日本で見るのは、時差があるので、16日になり、その日のうちにかければいいですが、きっと各紙でも報道されると思いますので、お見逃しなく。

 これまでの様子だと、毎日新聞は絶対掲載されると思うので、15日の午後以降は、毎日新聞要チェックですね。ちなみに、その日のうちに、記事を読むと、ランキングに登録されるらしいです。高ランキングだと、ジンバブウェ記事が増えるのでしょうかね?(お)

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2008年9月 8日 (月)

党首会談、結局、物別れ?

 7月21日のMoU(覚書)調停以降、なんどかおこなわれていた、与党党首ムガベ大統領と、野党第一党MDC-T党首チャンギライ氏との話し合いですが、結局、ものわかれに終わってしまう様子です。

 一番大きな意見の食い違いは、ムベキ氏が提案したシナリオの中身。これによると、ムガベ氏の大統領職はそのままで、チャンギライ氏に首相の座を確保すると言うものでしたが、権限がほとんどない、いわば、名前だけの首相というポストに、チャンギライ氏が、「政権移行がMoUの合意であり、政権の分割ではない」と反論。サインをしないままになっています。

 先月も、各党(与党ZANU-PF,MDC-T、MDC-M)の交渉人が南ア入りして話し合いを続け、今月にはいってから、ムベキ氏が仕切りなおしにハラレ入りする予定でしたが、結局キャンセル。チャンギライ氏がAUとUNに仲介を求めるなど、事態は以前、硬直状態です。

 現在、7月21日のMoU以降の動きをまとめています。できしだい、アップしますので、またのぞいてみてください。次の更新は、水曜日以降になります。(明日、JICAつくばで、AZTRECとDADAの活動事例発表があります・・・。今その準備でアップアップなので・・・。) (お) 

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2008年9月 5日 (金)

アフリカでの植民地活動を償う異例の協定

 ジンバブウェの関連ではないのですが、どこに書けばいいかなと思って、ここに書きます。

 昨日の毎日新聞で、「イタリア・リビア:危うい協定 軍事条項、見解に差」という報道がありました。いわく、友好協定に、軍事条項が含まれていて、北大西洋条約機構(NATO)が軍事攻撃をリビアにしても、イタリアは、NATOに(基地とか空港の使用の)協力をしないという条項が含まれているというのです。

 さらに、ちょっと驚いたのは、タイトルにも書いたように、同時に、この友好協定は、「アフリカでの植民地活動を償う異例の協定」ということで、注目したいと思います。記事では、英国やフランスなどの今後へも注目するようですが、「協定」という形で、植民地としたことを償うという発想も新しいのかもしれませんね。

 植民地というと、ちょっと敏感に反応してしまうので、あげてみました。記事だけでは、まだよくわからないので、ちょっと他の記事や資料も調べてみたいと思います。(お)

 *毎日新聞の記事は、こちら→http://mainichi.jp/select/world/news/20080904ddm007030036000c.html ただし、毎日新聞のウェブサイトニュースは、1~2ヶ月で読めなくなりますのでご留意ください。

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2008年9月 4日 (木)

吉國恒雄著 『燃えるジンバブウェ』

 組閣やら、党首の話し合い、NGO活動停止措置解除など、その後の動きを書かなくてはならないのですが、今日はちょっと別の話題を。

 DADAの会報などでも、何度かご紹介している吉國恒雄さんの著作ですが、新作がでました。『燃えるジンバブウェ--南部アフリカにおける「コロニアル」・「ポストコロニアル」経験--』(晃洋書房 isbn978-4-7710-1999-7 1400円)です。

77101999  内容は、1990年(独立後10年)から、2007年までに発表された吉國さんの論文6本をまとめたものです。本のタイトルにもなった最後の著作である、「燃えるジンバブウェ」は、加筆修正がされています。

 6本の論文のタイトルは、それぞれ:

第一章 燃えるジンバブウェ--反英農地改革と『第二の民主化』をアフリカ現代史の文脈で考える(2007年)

第二章 アフリカ資本主義への一つの道(1999年3月)

第三章 95年総選挙(1995年9月)

第四章 94年のジンバブウェーー見えてきた社会変化の動態(1995年1月)

第五章 小農の躍進とアフリカ人農村の変化(1992年)

第六章 独立10年と『小農の奇跡』について思うこと(1991年3月)

 これを読んでいると、(特に、後ろの章から読むと)、この国が現在にいたるまでの道のりが見えて来るようです。 この国の政治を理解したいと思う方には、ぜひ読んでもらいたいと思っています。特に、第六章は、著者がまだ、ジンバブウェ大学で教鞭をとっていた頃の論文で、『学生達』というのは、他ならぬ、ジンバウブェ大学のジンバブウェ人の学生のことです。その論文からすでに15年が経って、彼らは、今、社会の中堅となっているんですよね。皆はどこで何をされているのでしょうか。

 これを読んで感じたことを、メディア・ウォッチのブログに書いています。そちらもぜひご覧下さい。(お)

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2008年9月 1日 (月)

NGO活動停止処置解禁!?

 金曜日のSW RadioAfricaのニュースで、ジンバブウェのNGO活動停止処置が解除されたと言う報道が流れていました。毎日新聞でもジンバブウェをずっと追っていて、今朝(ウェブサイトでは昨日も)の新聞に載っていましたね。

 政府発表は金曜日にあったようで、NANGO(ジンバブウェNGO協議会)の広報官ファンバイ・ンギランデ氏が確認したと言うことでした。とはいうものの、氏によると、具体的にどのような措置がとられるのかは不明だということですね。たしかに、実際、政府筋は、公式に、「NGO活動停止はあくまでもフィールドのみ」、「食糧配給は(NGO主導の活動ではなく、政府主導の活動でNGOはあくまでも協力団体なので)対象外」、「HIV・AIDS患者に対するケアは例外的に扱う」と言っていたにも関わらず、実際にフィールドでは、ローカルの警察が、活動はできないとワーカーが返されるケースが後を絶たなかったわけですから・・・・。

 国連のバン総長も、29日に、この措置を「歓迎する」プレスリリースを発表しています。国連は政府やNGOと共に人道支援を進める用意があるとコメントしていますが、お願いだから、食糧が足りない地域とか避難している人がたくさんいる地域だけでも早く支援してあげてもらいたいものです。

政府発表が金曜日だったので、NANGOをはじめとして、NGOのステートメントはまだ出ていないのですが、引き続きフォローしますね。(そういえば、政府は、この数年、こうした発表を金曜日にすることが多いですよね。週刊新聞とかNGOとかがアクションできないのをねらっているんでしょうか?値上げとかもそうだったしなぁ。(お)

 *毎日新聞は、月が替わると、アーカイブが消えてしまうので、もしこのブログを翌月またはそれ以降に読まれた場合は、リンクが無効になってしまっているかもしれません。ご了承ください。

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