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2008年6月30日 (月)

決選投票後の動き

 6月27日の決選投票ですが、そこに至る経緯に少し触れておきたいと思います。

 3月29日の投票の後、開票結果の発表が1ヶ月以上遅れ、5月上旬に、チャンギライ氏とムガベ現大統領の上位2名で6月27日に決選投票と決まりました。ところが、その頃から、野党支持者や選挙管理監視ボランティアをはじめとした
市民に対しての暴力行為が多発。死者もでるほどです。また、党首チャンギライ氏や事務局長のビティ氏をはじめとして、MDC関係者が逮捕されてもいます。

 こうした暴力行為が厳しかったのは、今回の開票で、野党支持が上回ったマニカランド(これまでは、与党の基盤でした)や、主に過去、与党の支持基盤であったマショナランドの各州、ハラレの一部などです。こうした中、6月22日に、
チャンギライ氏が決選投票への出馬を取り消し(辞退)を表明しました。

 しかし、(27日のブログでも書きましたが)選挙管理委員会(ZEC)や、法務大臣は、決選投票に関する辞退については、規定が設けられていないという理由で、チャンギライ氏の正式な辞退表明を受理せず、選挙は、”予定通り”2者に
よる決選投票という形をとることになりました。

 辞退表明後、チャンギライ氏は、オランダ大使館に避難。そこを臨時の避難場所として、時折記者会見などで、”外”に出てきて発言をしています。

 同氏は、出馬辞退の表明の中で、「これは、国家主導の暴力である」と発言、「SADC、AU、そして国連による介入(intervene)」を求めています。

 これを受けて、22日には、潘国連事務総長までもコメントを発表、26日には、ジュネーブの国連人権高等弁務官が早期解決を促す声明を出し、国連事務次長補が、南部アフリカの首脳とこの件で議論を続けていると発表した。(国連デイリーブリーフィング発表)

 また、欧米も、一声に批判を強め、これまで、南アや中国などが反対していたために動いていなかった、国連安保理も決選投票を急がないようにという議長声明を発表しています。

 AUの会議でも議題に上がる予定で、アフリカ各国政府も、これまでは、どちらかというと、沈黙を守っていましたが、チャンギライ氏の辞退、国連の非難決議を機に、アフリカの民主主義を問われていることになると考えたのか、いっせいにムガベ批判を繰り広げています。

 と、とりあえず、ここまで、ヘラルド紙や独立系新聞、海外の新聞やNGO、MDC、などの情報を基に整理してみました。

 また、明日書きます。(お)

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